縮毛矯正で失敗しないために①

年、約10000軒の美容室が廃業し、新店舗で10000軒位の美容室が新規開業をしてるようです。

10000人もの新しい美容室責任者ができるわけです。

そしてどこの美容室でも、縮毛矯正をやっています。それは、当然のように料金表に書いてあります。

 

 

縮毛矯正は一番高い値段で美容室の美味しいメニューというところでしょう。

毎年高等学校を卒業して、初めてのパーマや毛染めをする若い人たちが増加します。

何も知らない若い世代の人達は、美容師さんの技術の習得状況なんかは知るわけもありません。

例えば、若くして店を出される美容師さんは本当によく頑張ったんでしょうね。

 

 

私は、頭金を少し用意して、後はほとんど借り入れ(借金で)で最初の店はオープンしましたのでその時の気持ちは手に取るように理解できます。

 

美容室に勤めている頃に縮毛矯正のお客様がほとんどいない美容室に勤めていて、たまにあったとしてもそのお客様はオーナーが担当してしまいます。

 

そんな状況で、新しく美容室を開業した若い美容師さんの美容室に、縮毛矯正の失敗の怖さを知らない若いお客様が来店して、縮毛矯正を注文したらどうしましょう。

 

その新店舗のチラシには、縮毛矯正が儲かるから縮毛矯正をオープンチラシの目玉として出ていたらヒドイ結果は見え見えですね。

縮毛矯正に関して言えば、アマチュアのお客様にアマチュアの美容師さんです。

 

 

大抵の場合、美容室のオープンを請け負うのは美容ディーラーが多くの割合を占めます。

美容ディーラーは、美容材料を販売したり新店舗のオープンに絡んで利益を出します。

勿論チラシ制作も請け負うでしょうし、私の新規開業の時もそうでした。

その美容師さんがどのような技術を得意としているのか、実際どのくらいの技術習得で新規開業に

辿り着いたのか知る由もありません。

 

しかしながら、縮毛矯正はその美容室の目玉メニューだったりします。

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もう、何回も縮毛矯正をかけたことのあるプロ級のお客様ならお解りですよね。

最近は、縮毛矯正の経験を積んだ美容師さんが増えて失敗の数は減っていることとは思います。

とは言っても、お客様としてのベテランのお客様にはご理解できると思います。

 

今から15年位前に、ある縮毛矯正の得意な美容室の経営者の方と対談する機会がありました。

私はその時にその縮毛矯正の巨匠と言われている美容師さんに聞きました。

『先生、やはり縮毛矯正はひどい失敗をしてうまくなっていくしか方法が無いですよね。』

その方は、答えました。『今でも私はそうですが、薬液をつける時は恐る恐るつけていくと良いですよそうすれば薬液の選定ミスはないです。』

 

私は、直ぐにそれは嘘を付いていると分かりました。

なぜなら、恐る恐る薬液をつけている自体が経験が浅い人間のやることですから。

 

 

昔はそんなもんでした。

 

アイロンを使った縮毛矯正が広く世に広がり始めたのが今から20年ぐらい前ですから、その頃は全ての美容師さんが、アマチュアだったんです。【衝撃の告白】

 

当時私どもの美容室では『15~20年前』、毎日毎日縮毛矯正のお客様しか来店しない状態でしたが、それでも多少の失敗はやっていました。【衝撃の告白】

 

今から23年前、神戸の美容室の先生が新製品のパーマ液の講習で縮毛矯正の研究発表をされたので、スタッフをその店に送り込んだのですが、全くクセが治っていないということもありました。

 

 

現在では、当店においては保有するデータは膨大なものになり薬液も全てに厳選され、失敗のしようがない我が店におきましてもベテランでプロ級の目を持ったお客様には心配をお掛けしているのかも知れません。

 

完璧なサラサラストレートが短時間でできるような素晴らしい美容師さんばかりになっている当店ですが何かお気づきの点がございましたら、遠慮なくお電話下さいませ。

photo by: kanegen

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